博士後期課程2年の鷲見さんが電子情報通信学会集積回路研究会 若手研究会優秀ポスター賞を受賞!

博士後期課程2年の鷲見真太郎さんが、電子情報通信学会集積回路研究会 若手研究会 優秀ポスター賞を受賞しました.本賞は,2025年度に開催された若手研究会におけるポスター発表が高く評価されたもので、5月13-14日にかけて東京大学d.lab-VDEC(武田先端知ビル)にて開催されたLSIとシステムのワークショップ2026において表彰されたものです.研究室で提案している極低電圧デジタル回路技術を活用したフリップフロップの応用回路を検討を検討したものです.従来技術では困難であった、50 mV以下の極めて低い電圧で動作するフリップフロップ回路とその応用回路を議論したものです.

電子情報通信学会(IEICE)集積回路研究会(ICD)はこちら:ICD
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IEICE ICD 若林準人 委員長(ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社)と鷲見さん

廣瀬 教授の招待論文が電子情報通信学会 英文論文誌C に掲載決定!

電子情報通信学会英文論文誌(エレクトロニクス分野:C)アナログ特集号(Special section on Analog Circuits and Their Application Technologies)に 廣瀬 教授の招待論文が掲載決定いたしました.廣瀬研究室で推進している先進的な挑戦,すなわち極めて低い電圧で動作するCMOS集積回路技術をまとめたものです.50 mV以下の極めて低い電圧で動作する集積回路技術,特にCMOSインバータ回路,インバータから構成されるリング発振器,NANDゲート,そしてDFFの構成法を大局的にまとめた論文です.従来の回路設計技術では困難であった極低電圧回路技術を紹介するものです.次世代集積回路技術の可能性を拓く挑戦的開拓研究を議論しています.

Tetsuya Hirose, “Ultra-Low-Voltage CMOS Circuit Design Enabling Sub-50-mV Operation,” IEICE Trans. Electron., vol. E109-C, no. 10, pp. , 2026. [doi]

電子情報通信学会:こちら
電子情報通信学会英文論文誌:こちら / J-Stage

兼本 准教授が東京理科大学に異動されました

兼本 大輔 准教授は,このたび本学を退職し,東京理科大学 工学部電気工学科に異動されました.2019年6月以降,当研究室において学務ならびに研究・教育活動に幅広くご尽力いただきました.これまでのご貢献に心より感謝申し上げるとともに,今後のさらなるご活躍をお祈り申し上げます.なお,兼本准教授には,今後も招へい准教授として本研究室にご参画いただき,学生指導および研究・教育活動にご協力いただく予定です.

博士前期課程2年 松森さんの研究成果が英文論文誌JJAPに掲載決定!

博士前期課程2年の松森さんの研究論文が,応用物理学会 英文論文誌 JJAP(Japanese Journal of Applied Physics, Special issue: Solid-State Devices and Materials(SSDM2025))に掲載決定いたしました.本研究では,膜型表面応力センサに向けた読み出し回路を提案したものです.センサ信号を周波数信号に変換する従来手法では,コンパレータの非理想要因により周波数特性が劣化する課題がありました.本研究ではこの問題を解決するアーキテクチャを提案し,その特性を評価しました.コンパレータのバイアス電流やばらつきに対して安定に動作することを確認しました.

T. Matsumori, H. Sebe, D. Kanemoto, T. Hirose, “CMOS Readout Circuit with Delay and Offset Voltage Compensation for Membrane-Type Surface-Stress Sensors,” Jpn. J. Appl. Phys. , 2026.

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博士前期課程1年 安田さんの研究成果が英文論文誌JJAPに掲載決定!

博士前期課程1年の安田さんの研究論文が,応用物理学会 英文論文誌 JJAP(Japanese Journal of Applied Physics, Special issue: Solid-State Devices and Materials(SSDM2025))に掲載決定いたしました.本研究では,サブ30-mVの極低電圧動作に向けたリカーシブスタッキングボディバイアスインバータ(RS-BBI: Recursive stacking body-bias inverter)において,フィードバック方式(FB-BB)とフィードフォワード方式(FF-BB)のボディバイアス(BB)技術を用いたインバータ回路の比較評価を行いました.両者は最小動作電圧・出力振幅・消費電力で同等の性能を示す一方,FF-BB方式はより高い発振周波数を実現することができること,またFF-BB方式は高速性に優れるのに対し,FB-BB方式は高電圧領域での利得や電源変動耐性に優れ,低周波設計にも有利であることを明らかにしました.

  • Y. Yasuda, S. Sumi, D. Kanemoto, T. Hirose, “Comparative Study of Recursive Stacking Feedforward/Feedback Body-Bias Inverters for Extremely Low-Voltage Ring Oscillators,” Jpn. J. Appl. Phys. , 2026.

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研究科長表彰式に参加しました

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に関係する活動に尽力のあった教職員・学生・団体に対する工学研究科長特別表彰があり、その一つとして、兼本准教授が、2025年大阪・関西万博における「バッテリーレスセンシング技術」の情報発信・実演に関して表彰されました。

今後も「省エネ技術で未来を創る」を合言葉に、学生とともに省エネセンシング技術の研究を進めてまいります。今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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表彰式後,大政研究科長との記念撮影
会場にて
表彰状

電子情報通信学会オープンアクセス英文論文誌 IEICE Electronics Express に研究論文が採択されました!

博士前期課程2年の岩成 想さんらの研究論文が電子情報通信学会のオープンアクセス英文論文誌 IEICE Electronics Express に採録決定いたしました.ピエゾ素子を用いた振動エネルギーハーベスティングに関する論文で,バイアスフリップ整流回路の高効率な制御方法を提案したものです.特に,オンチップでのシンプルな制御方法を提案しており,オフチップのマイコンやFPGA等による制御を不要としています.提案回路のLSIチップの実装を行い,その性能を評価しました.理想的な全波整流回路と比較し,最大3.2倍の電力を取得できることを確認しました.

S. Iwanari, K. Tanigami, D. Kanemoto, and T. Hirose, “Autonomous self-powered bias-flip rectifier with on-chip flip switch timing controller for piezoelectric energy harvesting,” IEICE Electron. Express, vol. , no. , pp. , 2026. [doi]

ELEXはこちら:ELEX

IEEE CASソサイエティのフラッグシップ国際会議 ISCAS 2026で研究成果を発表します!

博士後期課程3年 Li さんの研究成果を国際会議 IEEE ISCAS (International Symposium on Circuits and Systems) 2026で口頭発表いたします.当研究室で推進している極低電圧で動作する最先端の集積回路技術の一環として,極低電圧パルスを高効率に増幅するパルスダブラ回路技術を提案します.極低電圧動作・高効率動作に特化した新規の回路技術を構築することにより,従来回路にない新規のパルスダブラを実現しました.回路動作の理論的な解析・考察とともに,コンピュータシミュレーション評価によりその有効性を確認しました.次世代の集積回路技術の一翼を担う研究成果を発表いたします.

J. Li, N. Kurisu, D. Kanemoto and T. Hirose, “A 267-mV input and 122-ns fall time, precharged cross-coupled pulse voltage doubler for low-voltage thermoelectric energy harvesting,” in Proc. IEEE Int. Symp. Circuits Syst. (ISCAS), May 2026. pp. 1-5.

ISCAS 2026はこちら:ISCAS 2026

国際会議ICCE2026に兼本准教授らの論文が採録

IEEE Consumer Technology Societyの年次フラッグシップ国際会議「IEEE 44th International Conference on Consumer Electronics (ICCE)」にて 兼本准教授らの研究論文が採録されました.

D. Kanemoto, K. Yoshimoto, S. Motomochi, and T. Hirose, “A Battery-Free Wireless EEG Transmission System Using Compressed Sensing and Powered by Body-Ambient Temperature Difference: Outdoor Demonstration at Expo 2025,” in Proc. IEEE Int. Conf. Consum. Electron. (ICCE), Feb. 2026, pp.1-6.

大阪・関西万博で行った,体温発電による無線脳波伝送に関する実験結果の詳細な解析結果をまとめました.省エネ技術を活用し,熱電発電素子を手で触れ,体温と外気温(32.5℃)の僅かな温度差だけで得られたエネルギーでシステムが動作しています.今回の実験は屋外で実施し,人工的な温度差は用いていません.2026年2月にて発表して参ります.

学会webページ:https://icce.org/2026/

2025 年日本国際博覧会に関係する活動を対象とした 研究科長特別表彰に採択

2025年日本国際博覧会(EXPO 2025)に関係する活動を対象とした大阪大学大学院工学研究科「研究科長特別表彰」に、兼本准教授の研究グループが採択されました。

事業の名称: 「TEAM EXPO パビリオン」における「バッテリーレスセンシング技術」の情報発信と実演

日頃よりご支援いただいている皆様のお力添えに、心より感謝申し上げます。今後も研究活動に加えてアウトリーチ活動にも継続して取り組み、省電力IoT技術の研究を推進いたします。よろしくお願いいたします。

万博特別サイト:https://sites.google.com/view/expo2025dkanemoto/top

当日の様子:https://www.youtube.com/watch?v=0v98KMnfS70

兼本准教授のHP: https://kanemoto.tech