大阪大学工学部 オープンキャンパス 2021

電子情報工学科 量子情報エレクトロニクスコース

2021年8月 大阪大学工学部電子情報工学科
量子情報エレクトロニクスコース

■コース概要

工学部 電子情報工学科 量子情報エレクトロニクスコースは,3つの基幹講座(創製エレクトロニクス材料講座エレクトロニクスデバイス講座,そして集積エレクトロニクス講座)から構成されています.各講座には2~4の研究領域があり,現在8研究室が研究活動を行っています.さらに,協力講座の光・電子材料科学講座と極限科学・量子科学講座には5研究室があり,基幹講座と合わせて13研究室から構成されています.本コースでは,物理,材料,デバイス,そしてシステムに関する研究を推進し,量子情報・通信から,医療・バイオ技術,環境・エネルギー問題に至る広範な課題を解決し得る機能性材料創製,新機能デバイス創製,および集積化技術創製を目指して研究を行っています.以下では,基幹講座・協力講座の一覧と,各研究室の研究活動内容について概要説明と動画で紹介します.

講座名 領域名 研究室名
創製エレクトロニクス材料講座 マテリアルイノベーション領域 森 勇介 研究室
ナノマテリアルエレクトロニクス領域 片山 光浩 研究室
エレクトロニクスデバイス講座 有機エレクトロニクス領域 尾﨑 研究室
量子フォトニクス領域 片山 竜二 研究室
情報デバイス領域 近藤 研究室
有機エレクトロニクスデバイス領域 (吉田 講師)
集積エレクトロニクス講座 計算量子情報エレクトロニクス領域 森 伸也 研究室
集積情報デザイン領域 廣瀬 研究室

講座名 領域名 研究室名
(協力講座)
光・電子材料科学講座
量子システム創成研究領域
(産業科学研究所)
大岩 研究室
電子顕微鏡理論研究分野
(超高圧電子顕微鏡センター)
山﨑 研究室 HP
テラヘルツフォトニクス研究領域
(レーザー科学研究所)
斗内 研究室 HP
(協力講座)
極限科学・量子科学講座
レーザーサイエンス研究領域
(レーザー科学研究所)
河仲 研究室 HP
複合フォトニクス研究領域
(レーザー科学研究所)
山本 研究室 HP

■創製エレクトロニクス材料講座

 マテリアルイノベーション領域 森 勇介 研究室

私たちにとって、これからの「カーボンニュートラル」、「デジタル社会」、「高齢化社会」をどのように迎え、どのような社会にしたら幸せに生きていけるのか、真剣に考えなければなりません。厳しい国際競争の中で、資源の無い日本が世界の中で、豊かな国、尊敬される国、住んで楽しい国であり続けるには、技術力で世界をリードすることが重要となります。森勇介研究室ではその目標に向かって研究を推進しています。その概要はyoutubeや高校生向けHP等で紹介されていますので是非ご覧ください。
◆研究室HP
http://crystal.pwr.eng.osaka-u.ac.jp/
◆高校生向けHP
http://crystal.pwr.eng.osaka-u.ac.jp/gachi/
GaNが拓く未来、の動画を再生
※画像をクリックすると別ウィンドウで 動画が再生されます。
ページトップへ戻る

 ナノマテリアルエレクトロニクス領域 片山 光浩 研究室

本研究室では、未来の高度情報技術のセンシングネットワークシステムを支えるべく、新奇ナノマテリアルの創製やそれらを用いた新機能デバイス開発を行っています。ここでは、カーボンナノチューブをはじめとしたナノマテリアルをベースとした超高感度センサーを試作する研究、および創製したナノマテリアルの特性を評価するために用いているナノサイズのテスタについて、研究風景を交えて紹介します。
◆研究室HP
http://nmc.eei.eng.osaka-u.ac.jp/index_j.html
ページトップへ戻る

■エレクトロニクスデバイス講座

 有機エレクトロニクス領域 尾﨑 研究室

未定
◆研究室HP
http://opal.eei.eng.osaka-u.ac.jp/
ページトップへ戻る

 量子フォトニクス領域 片山 竜二 研究室

本研究室では,光を用いた量子コンピュータや未踏波長域のコヒーレント光源、マイクロLEDディスプレイに関する研究を行っています.ここでは,非線形光学効果に基づく波長変換技術とデバイス開発事例,および,研究設備を紹介します.
◆研究室HP
http://www.qoe.eei.eng.osaka-u.ac.jp/
ページトップへ戻る

 情報デバイス領域 近藤 研究室

本研究室では,次世代の社会をより良いものとするための光デバイスの開発と作製に取り組んでいます.フォトニック結晶という,近年提案された新しい材料を使ったごく小さく高性能なレーザーや,次世代ディスプレイとして期待される量子ドット発光素子について, 基礎的な光デバイスと共に紹介します.
◆研究室HP
http://www.e3.eei.eng.osaka-u.ac.jp/
ページトップへ戻る

 有機エレクトロニクスデバイス領域

本研究室では、スマートグラスやレーザーレーダーなどの次世代の応用を目指し、有機材料の中でも液晶物質に注目して研究を行っています。ここでは、液晶物質の基本的な性質や、テレビ以外の応用にどのように使われようとしているのかについて紹介します。
ページトップへ戻る

■集積エレクトロニクス材料講座

 計算量子情報エレクトロニクス領域 森 伸也 研究室

~シミュレーションで見る半導体内の電子の挙動~
本研究室では,新材料・新構造・新原理を用いた電子デバイスや集積システムの実現へ向けて,計算科学をベースとした理論的な研究を行っています.ここでは,微細な半導体デバイスにおける電子の振る舞いを理解するための,量子力学に基づく計算機シミュレーションについて紹介します.
◆研究室HP
http://www.si.eei.eng.osaka-u.ac.jp/
ページトップへ戻る

 集積情報デザイン領域 廣瀬 研究室

本研究室では,半導体集積回路(LSI)の設計,特に超低消費電力で動作するLSI設計技術の開拓研究に取り組んでいます. 研究室で行っている研究の概要,LSI設計の取り組み,測定評価環境,そしてこれまでに作成したLSIチップについて紹介します.
◆研究室HP
http://ssc.eei.eng.osaka-u.ac.jp/
ページトップへ戻る

■光・電子材料科学講座(協力講座)

 量子システム創成研究領域(産業科学研究所)

本研究室では、量子力学の原理に基づいて動作する新しい半導体量子デバイスを創製し、これまで計算出来なかったような大きな問題が解決できる量子コンピュータや絶対に安全な量子通信などへ応用する研究を行っています。半導体の極めて小さな箱である量子ドットが主力デバイスです。その中にたった一個の電子を閉じ込め、その電子の磁石としての性質のスピンを量子ビットとして、計算と測定を行うことや、さらに通信のために光の量子的単位であるたった1つの光子と変換するなど特色のある量子技術研究で、21世紀の量子情報社会に貢献することを目標にしています。
◆研究室HP
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/qse/index.html
ページトップへ戻る